2014年9月5日  
 

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日本ドラマに描かれる「禁断の恋」

中国メディアが見る日本

人民網日本語版 2014年09月05日12:47

結婚は平穏と引き替えに情熱を失うものだから。3年も経てば、夫は妻を冷蔵庫と同然にしか見なくなる。ドアを開けたらいつでも食べ物が入っていると思っている。壊れたら不便だけどメンテナンスもしたことがない」、「恋は女をキレイにするが、不倫は女を強くする」--。

女性にとっては痛快だが、男性にとってはドキッとするようなこれらのセリフは、日本の人気ドラマ「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」の中のセリフだ。放送が開始されると、世界観、人生観、価値観を壊すと物議をかもしたが、高視聴率を維持しており、女性の心をしっかりつかんでいる。今日早報が伝えた。

▽鋭いセリフで現状を斬る

「昼顔」の1話では、主人公の紗和はあることがきっかけで利佳子という女性と知り合い、彼女の不倫のアリバイ作りに協力することになる。紗和にも浮気を勧める利佳子は「本当の恋は結婚してから」と言い放つ。

これは、多くの中国人にとって衝撃的なセリフだが、日本社会では珍しい見方ではない。今年4月に亡くなった小説家・渡辺淳一氏もかつて作品の中で、同じような観点を示している。氏の代表作・失楽園も不倫の物語だ。渡辺氏はかつてインタビューの中で、「結婚は打算的」と語っているが、これは利佳子の「結婚する相手には経済力や家柄、見栄が優先するでしょう?」というセリフと一致する。

興味深いのは、同じ言葉でも男性が言えば無責任だ、反省すべきだと世間に罵られるにもかかわらず、女性が言えば「社会問題を提起した」とされ、問題の根源である男性がやはり反省せざるを得なくなる点だ。男性はつらいものだ。


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