河南省国土資源庁はこのほど開いた記者会見で、同省でこれまでに3大恐竜動物群と一つの古生物群が見つかったと発表した。また、世界最大の恐竜の骨格である汝陽巨大竜が復元され、海外を長年さすらっていた恐竜の化石「陸易貝貝」(貝貝は赤ちゃんのこと)も、河南省地質博物館で初展示された。科技日報が伝えた。
河南省国土資源庁チーフエンジニアの張興遼氏は、「河南省の15県(市)で恐竜の骨格・卵・足跡の化石が発見されており、中生代の14の盆地に分布している。河南省で発見された恐竜の卵の化石は中国最多の8科・12属・36種に達し、全国総数の80%、世界の70%を占めている。省内で恐竜の化石が発見された場所は243カ所に達し、61カ所の発掘を行った。研究により、恐竜が15科・21属・21種に分かれ、4種の足跡があることが確認された」と説明した。
河南省地質博物館の外には、復元された世界最大の恐竜「汝陽巨大竜」の骨格が展示されている。恐竜の復元後の全長は38.1メートル、幅は3.3メートル、首の長さは17メートルに達する。汝陽巨大竜は世界で復元された恐竜のうち最も重い、最大の恐竜だ。生存中の体重は、象20頭分の130トンと推測されている。この極度に伸びた頚椎の特徴から、汝陽巨大竜が頚椎類であることが分かる。
同博物館内では、海外を10数年間さすらっていた恐竜の化石「陸易貝貝」が、初めて来館者に展示された。陸易貝貝は西峡盆地で発見された、今から8600万年前の化石だ。陸易貝貝は4つの西峡巨大楕円形卵化石と共に発見され、骨格の化石の長さは118センチメートルに達する。これは孵化したばかりのオヴィラプトルの赤ちゃんと見られ、重要な研究・教育の価値を持つ。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年10月20日