23日に開幕する第27回東京国際映画祭にノミネートされた作品がこのほど発表され、中国からは、若手の李睿珺(31、リー・ルイジン)監督の「遥かなる家(原題:家在水草豊茂的地方)」が、コンペティション部門にノミネートされた。同作品は、草原で放牧をするユグル族の両親と離れて暮らす兄弟が、夏休みに、父が迎えに来ないため、ラクダにまたがり、親のもとをめざす姿を描いている。北京青年報が伝えた。
その他、張秉堅(チャン・ビンジエン)監督の「北北東(原題:東北偏北)」も、「アジアの未来」部門にノミネートされた。
李睿珺監督は2006年の作品「夏至」でデビュー。同作品は、第9回ギリシャ国際独立映画人映画祭で最優秀映画特別賞を獲得したほか、第37回ロッテルダム国際映画祭にもノミネートされた。また、2012年には「白鶴に乗って(原題:告訴他們、我乘白鶴)」が、ベネチア国際映画祭オリゾンティ部門のノミネート作品となった。(編集KN)
「人民網日本語版」2014年10月22日