中国南車株式有限公司がこのほど明らかにしたところによると、子会社の南車株洲電力機車有限公司は21日にマレーシア企業と正式に契約を結び、マレーシアの政府系交通運輸会社ラピドKLが運営するアンパン線向けにライトレール用車両30台を提供することが決まった。このうち9台はクアラルンプールで現地生産を行うという。「新華網」が伝えた。
南車株洲公司の周清和執行董事(執行取締役)兼総経理(社長)は、「車両は3両固定編成の形を取り、設計最高速度は80キロメートルになる。研究開発の中で多くの新技術を採用し、マレーシア・クアラルンプール地域の環境、気候、電力供給、車両限界などに対応していく。最小曲線半径はわずか40メートルで、時速70キロメートルで運行した場合の騒音値は約68デシベルにとどまり、客車室内の最低温度は20度まで下げることができ、車両全体の防火レベルは欧州の関連基準に達する」と話す。
南車株洲公司は2010年以降にマレーシアで、6両編成の高速鉄道車両38台、アンパン線延長区間のライトレール車両20台、追加の高速鉄道車両10台、アンパン線のライトレール車両30台の契約を次々に獲得し、2年間のメンテナンス契約も締結した。(編集KS)
「人民網日本語版」2014年10月22日