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韓国で冷遇の憂き目に遭う中国人観光客 (2)

中国人に対する偏見の改善が急務

人民網日本語版 2014年11月04日14:24

〇中国人観光客に対する偏見の改善が急務

韓国を訪れる中国人観光客の数は、2020年には1千万人の大台を突破する見通しだ。韓国現代経済研究院は、「訪韓中国人観光客が延べ1千万人に達した場合、韓国に68兆4千億ウォン(約7兆1900億円)の経済波及効果がもたらされ、89万8千人の雇用が創出される」と分析している。

韓国が受け入れる中国人観光客の数が1千万人に迫る状況で、早急に改善を要する問題が山積みだ。中国人観光客を対象に2013年に実施された「海外旅行満足度調査」によると、韓国に対する満足度は4.11ポイント(5ポイント満点)にとどまり、調査対象となった16カ国中、最下位から2番目だった。「今後3年以内に再び韓国に旅行する計画がある」と答えた人も、3.95ポイントと16カ国中最下位だった。

ある旅行社の担当者は、「確かに、騒ぎたてる、あるいはすぐにゴミをポイ捨てする中国人は一部にいるが、このような枝葉末節の行為にいちいち目くじらを立てていれば、小事にとらわれ過ぎて大事をしくじってしまうだろう。今、最も大切なことは、中国人観光客に対する韓国国民の偏見を変えることであり、真心と気配りを尽くしたショッピング環境を彼らのために整えることだ」と指摘した。

今回の調査で、今後の改善点として、「中国人観光客に対する偏見を改めるべき」が全体の54.2%を占め、「不法営業の店舗を取締り、減らすべき(34.7%)」「言語上の障害を取り除くべき(14.5%)」が続いた。(編集KM)

「人民網日本語版」2014年11月4日


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