中国国際航空宇宙博覧会は中国で唯一政府の許可を得て開催される、展示・商談・学術交流・デモンストレーションを主な内容とする、国際的かつ専門的な航空・宇宙展覧会だ。広東省珠海市で開かれるため、「珠海航空ショー」とも呼ばれる。珠海エアショーは1996年から現在まで9回開かれている。過去のエアショーでは、どのような人気機種が世界の注目を集めたのだろうか?新華網が伝えた。
◆1996年 第1回珠海航空ショー
殲8IIM
・殲8IIM
1996年の航空ショーで最大のスターになったのは、殲8IIMだ。同機は中国一航瀋陽飛機工業(集団)有限公司が、世界市場向けに独自に開発したものだ。当時の殲8シリーズと比べ、殲8IIMの技術水準は飛躍を実現し、先進的な火器管制システム、GPS、新型コンピュータ、レーダー警報装置などを搭載し、高い総合作戦性能を獲得した。