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中国科学院、魚ロボットを開発

人民網日本語版 2014年11月14日14:35

普通の人は魚と言えば、調理されテーブルに並べられた魚料理を思い出すだろう。しかし中国科学院自動化研究所魚ロボット研究チームのメンバーが魚を見てまず考えることは、魚ロボットに本物そっくりの泳ぎ方をさせるためには、いかに制御方式を改善すればよいかだ。人民日報が伝えた。

同チームのメンバー、中国科学院自動化研究所研究員の王碩氏は、「チームは10数年も魚ロボットを研究している。チームの譚民氏が2001年にこの研究を開始し、最初に取り組んだのが魚の動き方の模倣だった」と語った。

研究チームは約2年後、魚ロボットの環境に対する適応性を高めるためには、水中で立体的に動く機能が必要で、簡単な前後の動きの他に、浮上・潜水、また、一定の水深を維持したままの移動ができなければならないということを発見した。研究チームは多くの関節を持つ魚ロボットをベースに、新型魚ロボットを設計し、浮上と潜水を実現した。

研究チームは10数年の取り組みにより、生体工学、ロボット工学、機械工学、スマート制御を結びつけ、魚の泳ぎ方のメカニズムの研究を進めた。体・尾びれ推進、胸びれ推進、水陸両用、イルカ式推進などの製品を開発した。高機動力・高速遊泳という2大指標を巡り、マルチモード制御技術を利用し多種多様な性能を集約した、高性能ロボット魚プラットフォームを構築した。

王氏は、「産業・軍需などの需要が、ロボット工学の研究を促している。現在は学習・模倣により生物の形態・構造・機能などを複製・再現することが、ロボット工学の重要な研究方針となっている」と語った。(編集YF)

「人民網日本語版」2014年11月14日

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