2014年11月19日  
 

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<企画>中国と縁の深かった高倉健さんが死去 各界から悲しみの声 (4)

人民網日本語版 2014年11月19日13:26

◆高倉健が出会った中国

張芸謀と高倉健(左)、「単騎、千里を走る」のポスター(右)

1979年、健さんに惚れこんだ若者の一人が今、現代中国を代表する映画監督の一人、張芸謀(チャン・イーモウ)であり、2005年には、敬愛する高倉健をくどいて中国に招き、彼を主人公にした「単騎、千里を走る」という映画を作り、年配の中国男性をうっとりさせた。十数年前から交流を続けてきた二人は、日中両国で失われつつある「絆」をテーマに映画を作ろうと、時間をかけてストーリーを練り上げてきた。息子との確執に悩む日本人の漁師が、病に臥す息子の代わりに単身中国に渡り、そこで出会った中国の人々との心の交流を通して、絆を見つめ直す物語。

同映画の撮影を通し実際の中国に出会った高倉さんについて、「NHKスペシャル 高倉健が出会った中国」(2005)を製作したNHK報道局ディレクター・大鐘良一さんは、「高倉さんは、中国語をずっと一生懸命勉強していた。そして、各シーンの撮影が終わるたびに、スタッフに中国語で『お疲れ様』と言っていた。そのうち、言葉にしなくても、周囲の人に気持ちが伝わるようになった。心と心の交流を感じた」と振り返る。

高倉さんは、「戦後60年の間に、僕を含めた日本人が大切なものを忘れてしまったと、深く感じた。中国のスタッフが僕に教えてくれたものは、日本人がとっくに忘れてしまった大切なものだった」と語っている。


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