2014年11月26日  
 

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トヨタ、合弁2社が販売目標引き下げ 中国での不振目立つ (2)

人民網日本語版 2014年11月26日09:34

トヨタの中国での販売の多くを占める一汽豊田は今年9月、通年販売目標の66万台から62万台への調整を発表した。一汽豊田の通年目標はこれで、3年連続で達成失敗となった。広汽豊田もこれに続き、年初に設定した40万台の販売目標を38万台に引き下げた。

トヨタの販売台数が低迷する一方、競争相手の販売は順調な伸びを見せている。統計によると、フォルクスワーゲンの合弁会社、上海大衆の今年1月から9月までの累計販売台数は前年同期比15.9%増の134万8532台だった。また一汽大衆の完成車販売台数は同15.7%増の135万2250台で、このうち「フォルクスワーゲン」ブランドは93万9728台、「アウディ」ブランドは41万2522台(輸入車含む)だった。フォルクスワーゲンの合弁2社の販売台数総計は、トヨタの合弁2社の総計の4倍近くに達した。

中国自動車流通協会の沈進軍会長は「2014自動車流通産業年会」で記者に対し、トヨタが販売予想を引き下げたのは、自社のディーラーにかかるプレッシャーを緩めるためではないかとの分析を示した。

自動車産業に詳しい賈新光氏によると、販売目標調整はトヨタにとってやむを得ない措置だった。2012年以来、中日両国の関係に影響され、日系車の販売台数は大きく落ち込み、この影響は現在も続いている。

専門家によると、トヨタの新車投入のリズムが悪いことも不振の原因の一つと見られる。一汽豊田の販売の40%近くを占める主力車種のカローラは今年6月、新モデルを発表した。だが旧モデルの在庫整理と消費者の「様子見」の姿勢により、新車による販売台数の向上は限定的なものとなった。7月、トヨタの中国全体での販売台数は7.6%下がった。(編集MA)

「人民網日本語版」2014年11月26日


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