第1次世界大戦勃発100年という節目に、フランス政府と中国系団体は26日、パリで戦時中に中国からフランスへ支援に赴いた中国人労働者を記念する儀式を共同で催し、フランスのルドリアン国防相はこれに参加して「中国人労働者の歴史的貢献は忘れられない」と述べた。
この日午前、フランス国防省と中国系フランス人の社会融合促進会がパリで記念儀式を行い、フランスのルドリアン国防相、在中国フランス大使館の鄧励公使をはじめとする政府関係者、民間団体の代表らおよび中国系市民約300人が出席し、第1次世界大戦で犠牲となった中国人労働者を追悼した。
ルドリアン国防相は儀式であいさつし、第1次世界大戦期間中、約14万人の中国人労働者がヨーロッパに来て、フランスのために貢献し、犠牲になったとして「フランスは支援してくれた人を忘れない」と述べた。
中国大使館の鄧励公使は「第1次世界大戦中に来た中国人労働者の多くは戦後フランスに残り、初代の中国系移民として両国民を結んだ」として、中国とフランスが国交を樹立して50周年にあたるこの年に、両国の友情の強化と発展を促した中国人労働者に敬意を表した。
中国国際放送局日本語版 2014年11月28日