中国少先隊事業発展センターや中国社会科学院青年センター、社会科学文献出版社は26日、「青少年青書:中国未成年者インターネット利用報告」を発表した。法制晩報が報じた。
青書の調査によると、未成年者の9割がインターネットを利用している。また、2013年の時点で、8歳以前にインターネットに触れる未成年者の割合が5割を超えた。
青書は、「成績が悪い未成年者ほど、携帯でインターネットをしている比率が高い。成績の悪い学生が携帯でインターネットをしている比率は、成績が優秀な学生より21.54ポイントも高い。成績が普通の未成年者が携帯でインターネットをしている比率(62.27%)はその二者の中間に位置する。つまり、成績の良し悪しは、携帯でのインターネット利用と明らかに関係があるということ」と指摘している。
青書の調査研究データによると、子供の4割が毎月有料のオンラインゲームを利用している。オンラインゲームは、子供のお小遣いの主な使い先となっている。
統計によると、インターネットにのめり込みやすい人の特徴は以下の通り。
■学年別にみると、高校1年生の9.1%、2年生の7.8%、中学2年生の8.7%がインターネットに夢中になっており、ネット中毒者の全体に占める割合(6.8%)を上回った。また、中学3年生は平均並みの6.7%だった。
■生活している地域別に見ると、都市と農村部の接合部で生活している回答者の7.8%がインターネットに夢中になっていた。同比率は、県の6.9%や市内の5.8%を上回っている。
■男女別に見ると、ネットに夢中になっている比率は男子9.0%、女子4.8%と、男子が4ポイント上回った。 (編集KN)
「人民網日本語版」2014年11月28日