2015年の新年公開のアニメーション映画「笑えないジョーク10万個」(原題:十万個冷笑話)は初上映の6日、約9千万元(約17億3400万円)という興行収入を挙げた。低コストの同アニメ作品の成功は「『笑えないジョーク10万個』はなぜブームになったのか」という論議を呼び起こしている。晨報記者の取材に応じて、「笑えないジョーク10万個」制作会社の一つ、上海SMG炫動伝播アニメ映画事業部部長の何宇坦氏は、武侠アニメ「風雲決」から低年齢層を対象とした「喜羊羊と灰太狼」、数多くのファンを集めた「秦時明月」へとアニメ映画のジャンルと視聴者の開拓を続けてきた点こそ注目に値すると語った。「興行収入は最終的な目標ではない。作品が国産アニメの視聴者の壁を打ち破り、大人を対象としたアニメ映画という新たな境地を切り開いたことの方を評価して欲しい」。
一方で「笑えないジョーク10万個」はインターネットを基にした方法で「大人向け国産アニメ」の扉を開いただけで、大人を対象としたアニメ映画の道のりはまだ長いというコメントもある。(編集YH)
「人民網日本語版」2015年1月8日