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ミドル・ロークラス車市場の戦い 米の攻勢で苦しい日本勢 (2)

人民網日本語版 2015年01月12日08:47

エスコートの発売は、日系自動車が釣魚島(日本名・尖閣諸島)問題の発生後に勢いを取り戻せないでいるうちに、米系ブランドがミドルクラスカー市場に切り込むべく振り下ろした「一太刀」だとみなされている。トヨタのカローラやホンダのクライダーの市場シェアを奪うのが狙いだ。

2014年11月の販売台数を例に取ると、日産、ホンダ、マツダの日系3社はいずれも前年同月に比べて減少し、特に日産とホンダは減少幅が2けたに達し、5カ月連続の減少となった。また11月には日系車のミドル~ハイクラスカー市場でのシェアだけでも同38.7%も低下し、今ではトヨタが新たにうち出したロー~ミドルクラスのカローラに頼って、ホンダはクライダーに頼ってなんとか増加傾向を維持している。

経営コンサルティングのストラテジーアンドのグローバルパートナー彭波さんは、「今年は米系車の新製品が自動車市場に続々と投入される年になる。2015年に米系車はミドルクラスカー市場で継続的に大きく羽ばたくとみられ、現在の米系自動車メーカーとディーラーとの関係は健全で安定した状態にあり、こうしたことが米系車の今後の販売台数の伸びにとって着実な土台になる。これに比べて日系車が今年直面する課題は大きく、今では日系メーカーの保守的な態度のマイナス点が徐々に顕在化し、自動車の外観でも内装でも、その魅力がどんどんあせている。今年の日系車と米系車との競争では、米系車がしばらく上位に立つことが予想される」と話す。

ターボエンジンとデュアルクラッチトランスミッションが主流の現在、米系車もターボエンジンへの移行を進めており、韓国系のミドルクラスカーもターボエンジン搭載の車種をうち出すと発表した。こうした状況の中、日系ミドルクラスカーはコストがより低く性能がより安定した自然吸気(NA)エンジンを堅守しようとしており、日系ミドルクラスカーがフロント部分の競争でもつ技術的な強みはもはや意味を失っているといえる。(編集KS)

「人民網日本語版」2015年1月12日


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