またトヨタによると、中国の合弁会社2社は2014年の販売台数目標110万台を達成できておらず、14年のトヨタの中国販売台数は103万台で前年比12.5%の増加だった。110万台の販売台数目標を15年に掲げると、前年比増加率は半分ほどの6.8%に低下することになるという。
業界関係者によると、ディーラーの経営が苦況に陥った根本的な原因は、メーカーが市場での伸びを上回る販売台数目標を無計画にうち出したことにあり、直接の原因は不合理なビジネス戦略や抱き合わせ販売などにあるという。一汽トヨタだけではない。14年以降、東風ホンダ、BMW、ポルシェなど多くのブランドのディーラーが在庫圧力や損失による圧力に耐えきれなくなり、しばしば反旗を翻してメーカーに利益還元を求めるとともに、ディーラーの健全な発展によりプラスとなるような提案をうち出してきた。現在、3大高級車メーカーのBMW、ベンツ、アウディはディーラーの補助金要求に応えており、ディーラーの負担を解消するビジネス戦略を主体的にうち出しているメーカーもある。(編集KS)
「人民網日本語版」2015年1月12日