2015年6月3日  
 

中日対訳健康知恵袋 企画集 北京のお気に入り

Apple新浪騰訊人民LINE微信RSS
人民網日本語版

世界が待ち望むダボス会議での「中国の答え」

 2015年01月20日10:38

今年も世界経済フォーラムの年次総会(通称ダボス会議)がスイスで開催される。今年は中国李克強首相やドイツのメルケル首相、フランスのオランド大統領など世界の50名近い首脳や2500名を超えるオピニオンリーダーや実業家、マスコミ代表などが顔をそろえる。ダボス会議が世界から注目される理由は、それがまるで“水晶体”を見るように、世界経済の動向がつかめるからである。今年のテーマは、「世界の新しい枠組み」である。その深い意味は、世界が直面する課題にどう対応するかである。

この1年間、黒海沿岸の紛争は世界の地政学情勢を変え、ロシアと西洋の距離は次第に開いていった。またイスラム国からパリのシャルリー・エブドの襲撃事件までテロが世界中の脅威となった。世界経済は変動を繰り返し、先行きは不透明、金融市場も安定を欠いている。

ダボス会議の創設者のクラウス・シュワブは「世界は政治・経済・社会・科学技術の面で大きな転換点を迎えている。これらの転換はわれわれの従来の考え方を変えようとしている」と語った。

このような激動の時代、世界は中国をなくしてやっていくことはできない。世界が「中国の答え」を待ち望んでいるのである。

▼2015年は改革全面深化の年▼

李克強首相の出席が世界の期待を集めているのは、今回が中国の指導者の今年最初の外国訪問であることと、李克強首相が会議に参加するのは5年ぶり、中国の首相としては6年ぶりの参加であるためだ。政府関係者によると、李克強首相は今回の同会議で基調講演を行うとともに、国際工商理事会の代表と意見を交換し、クラウス・シュワブとも会見する。李克強首相が基調講演でどのようなメッセージを発するのかが世界から注目されている。

世界が中国に注目するのは、中国の国際問題におけるプレゼンスが高まっているためだ。中国が世界の政治、経済、社会の発展をリードし、ダボス会議ではその中国の動きを知る場となっている。今回の会議には中国から同首相のほか、政府代表団、アリババの馬雲会長などの実業家、林毅夫などの経済学者など80名以上が参加する。世界各国のトップエリートがこれらの中国のトップと直接会話を交わす。


【1】【2】

関連記事

コメント

最新コメント