外交部(外務省)の洪磊報道官は19日の定例記者会見で「日本側が中印国境問題の敏感性を十分に認識し、言動を慎むことを希望する」と表明した。
――日本の岸田文雄外相がインド訪問中に日印コネクティビティ協力に言及した際、「アルナチャルプラデシュ州」についてインドの領土だと公言したとの報道について、コメントは。
中国側は報道に留意しており、重大な懸念を表明する。すでに日本側に厳正な申し入れを行い、釈明を行うことに加え、発言のもたらしたマイナスの影響を直ちに取り除くよう要求した。日本側は中印係争地帯について特定の立場を取らず、介入もしないことを中国側に明確に表明し、すでに公に釈明もした。
中印は現在、国境問題特別代表会合の枠組みを通じて、公正で合理的かつ双方共に受け入れ可能な国境問題の解決策を探っている。われわれは日本側が中印国境問題の敏感性を十分に認識し、交渉を通じた係争解決に向けた中印双方の努力をしっかりと尊重し、この問題において言動を慎むことを希望する。(編集NA)
「人民網日本語版」2015年1月20日