「南広場には3通りの行き方があります。あなたはどのルートを選びますか?」「このあたりは『物騒なエリア』です。ポケットの財布を確認してください」「前方には『違法タクシー』が出没するので、引っかからないよう気をつけて下さい」-この2日間、南京駅北広場を通る多くの乗客が、手描きのイラスト入り「駅構内図」を受け取っている。ここには、南京駅の南・北広場、小紅山旅客輸送ステーションの方位および路線が明示されているだけではなく、スリが多発するエリア、「ダフ屋」が出没する場所など治安の悪いエリアも描かれている。
この手描きイラスト入り構内図は、南京玄武公安分局旅客輸送派出所の婦警・王越さんが、5日間、夜更かしして完成させた。王さんは、2年あまり前に警官職に就いた。普段から絵を描くのが大好きな彼女は、手描きの構内マップを作ろうと思い立ち、このほど実現に至った。多くの乗客は、このマップが非常に実用的であることに感心すると同時に、その可愛さに魅了されている。(編集KM)
「人民網日本語版」2015年1月21日