湖南省長沙市のあるIT関連企業に、従業員のトイレへの携帯電話などの電子機器の持ち込みを禁止するという社則が登場した。しかもトイレの利用時間は8分以内とし、違反者はトイレの利用を24時間禁止されるという。
従業員の鄧さんによると、同社は従業員数も少なく、職場には自由気ままな空気が漂っている。そのため、従業員はトイレに入るなり微博(ウェイボー)などを閲覧し、そのまま30分以上も出てこないということがあるという。こうした行為を減らすため、トイレの入り口にこのような新「社則」が貼りだされた。
社則が発表されてからというもの、従業員のトイレ利用時間は大幅に短縮され、「トイレに携帯電話を落とす心配がなくなった」など、社則は支持を得ているという。同社の管理職員は、「長時間トイレに座ることは健康的にもよくないし、仕事にも影響をきたす」と語る。しかし、この社則はあくまで従業員の自覚が頼りで、実際に携帯電話の所持をチェックしたり、時間を計ったりする担当者はおらず、例え時間を超えてもトイレの利用を禁止することはないだろうとしている。(編集YH)
「人民網日本語版」2015年1月21日