オバマ大統領一般教書演説に崔天凱大使「ルールは共に遵守すべき」

　米国のオバマ大統領は現地時間20日の一般教書演説で貿易ルール、米国の雇用、気候変動に関して中国に3回言及した。オバマ大統領は「中国は世界で最も急速な経済成長を遂げている地域の貿易ルールを定めたがっている。これは米国の労働者と企業を不利な立場に立たせる」として、米国がルールを定めるべきとの考えを示した。中国新聞網が伝えた。

　中国の崔天凱駐米大使は21日、これについて報道陣に「両国間の経済・貿易の競争と協力については、二大経済大国として中米の経済・貿易関係は本質的に互恵・ウィンウィンであるべきだと思う」と表明。「ルールはみなで一緒に定めるべきだ。全ての国がルールを遵守すべきであり、例外となってよい国はない。中国も遵守する必要があるし、米国も遵守する必要がある」と述べた。

　オバマ大統領は演説で気候変動問題における中米の積極的な成果を評価。両国が昨年発表した共同声明は歴史的意義を持つ声明だとした。崔大使はこれについて「気候変動は昨年のオバマ大統領訪中の重要な成果の１つだ。気候変動について中米が発表した共同声明は世界で積極的な効果を果たした」と述べた。（編集NA）

　「人民網日本語版」2015年1月22日