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中国の海軍力が年内に日本を追い抜く? 専門家「比較方法が非専門的」 (2)

人民網日本語版 2015年01月23日14:07

 尹氏は「日本の艦艇の情報化水準は中国を遙かに上回るうえ、武器のシステム作戦能力も相当強く、情報化技術水準は米国と基本的に同世代に属する。これは日本自身胸の内ではよく分っていることだ。武器・装備システムにおいて情報能力の役割は非常に肝要であり、JDWのこうした軍事力比較モデルは明らかに非科学的だ」と述べた。

■人数と規模は近代的海軍力の評価指標ではとっくにない

 JDWの記事はさらに「中国は今年、052C型駆逐艦と052D型など新型駆逐艦を増やす計画だ。年末には、中国版イージス艦の戦力は日本の1.5倍に達する」と報じた。

 尹氏によると、イージス艦は現代の大型水上艦を象徴する存在だ。イージス艦はコンピュータを中心とする兵器システムで、フェーズドアレイレーダーを搭載し、ミサイルを自動発射することができる。また、垂直発射のミサイルは360度全方向に発射できるうえ、各種ミサイルの同時発射もできる。これこそがイージス艦の近代化戦闘能力を示している。「中国の052Cと052D」はイージス艦タイプの軍艦で、数量は日本とほぼ同水準だが、トン数はずっと小さい。日本のイージス艦のミサイル搭載量は中国海軍の同タイプの軍艦の2倍近くであり、艦艇数だけを見ても総合戦闘能力は比較できない。

 尹氏によると、海軍の人数と規模は現代海軍力を評価する指標ではとっくになく、軍艦の「平均トン数」や「1人当たりトン数」を用いるべきだ。「平均トン数」によって、大型艦艇、中型艦艇、または小型艦艇のいずれが中心の艦隊なのかを判断できる。中国海軍は中・小型艦艇が中心であり、艦艇数は多いものの、平均トン数は比較的小さい。一方、日本の艦艇は数は比較的少ないが、平均トン数はずっと大きく、米国はさらに大きくて、中国の数倍から10倍にも達する。また、海軍の規模は大きいが「1人当たりトン数」が小さい場合、海軍の地上要員が比較的多く、効率が比較的低くて、近代化水準の高い海軍ではないことを意味する。「1人当たりトン数」が大きければ、各艦艇の乗員数は少ないが、艦艇の自動化水準が高く、地上要員が少なく海上作戦要員が多いことになる。これらは海軍の構造が合理的か否か、近代化されているか否かを直接示している。(編集NA)

 「人民網日本語版」2015年1月23日


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