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「福」の文字入りのバーバリーマフラーが中国で大不評

人民網日本語版 2015年01月23日15:48

中国人が好む「福」の文字が入った、イギリスを代表するファッションブランド「バーバリー」のマフラーが、中国のネット上で論議を呼んでいる。あるネットユーザーらは、微博(ウェイボー)にそのマフラーの画像をアップし、「35元(約665円) ほどで大量に売られているマフラーと変わらない」、「卸売市場の山に入っていたら、コピー商品だと思うだろう」などの声を上げ、5日間で約1万5000回転載され、4000以上のコメントが寄せられた。

バーバリーの公式サイト(中国語版)を見ると、おなじみのチェック柄のマフラーに「福」の文字が赤で入っており、値段は5750元(約11万円)となっていた。色は、アイボリー、ベージュ、グレーの3色。「未年を祝う商品」と紹介され、「福を呼ぶ」という思いが込められている。

中国の要素が組み込まれたマフラーだったものの、中国のネットユーザーはあまり気に入らなかったようで、「同僚のお母さんさえもいらないって」との声も寄せられた。また、「倒福(中国では一般に福の文字を上下逆さまに貼る)になっていない。中華文化の真髄が分かっていない」との声のほか、「中国人が『Lucky』と書かれたTシャツを着るのと同じ」との声も上がっている。

近年、多くの高級ブランドメーカーが中国の消費者の好みに合わせた大型キャンペーンを中国で開催したり、中国語を使って販売したり、中国の特色を組み込んだ商品の販売をしたりして、中国の消費者の抱え込みを図って来た。フランスの高級ファッションブランド「エルメス」も例外ではなく、上海の不動産王・周正毅の内縁の妻・毛玉萍が以前、中国の国旗をモチーフにしたバーキンのバッグを特注で製造して話題になった。


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