重慶市南岸区の江南体育館では1月31日夜、「武林風2014年総決勝戦・グローバルなカンフーの盛典」が開催された。激しく競い合う猛者たちと対照的に、試合の合間に試合回数などを記したプレートを掲げて場内をめぐる美人の「武林ベイビー」たちの姿が注目を集めた。彼女たちは高さ10センチのハイヒール姿で舞台に上がり、ふらつかずに直立していなければならない。月収は1万元(約18万8千円)近くにのぼるものの、3分の2はスタイルや美容保持に費やさなければならない。下品なヤジが飛んできてもひたすら耐え、相手に反論することもできない。寒い冬にもチャイナドレス姿で登場し、携帯式カイロも役に立たない。重慶晩報が伝えた。
競技開始の2時間前、江南体育館武可名ボクシングクラブの裏手のメイク室では、スタイルがよく美しい容姿の女性3人が鏡の前に座ってメイクをしていた。「容姿がよく、メイクも上手で、スタイルがよかったとしても、カメラの前で親しみやすさを出せなければこの職業には向かない」。同クラブの担当者、陳玲さんは語る。同日の競技は20試合あり、「武林ベイビー」たちは40回ほどの出番があった。各回のプレートを掲げる時間は1分以下だ。(編集YH)
「人民網日本語版」2015年2月3日
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