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通販商品の抜き打ち検査を推進 工商総局

人民網日本語版 2015年02月05日14:15

国家工商行政管理総局の馬正其副局長は4日に行われた全国工商システム消費者権利保護活動テレビ会議の席で、「今年は通信販売の商品の品質抜き打ちテストに関する規範を制定し、テストを推進していく」と述べた。アリババ(阿里巴巴)と工商総局の抜き打ちテストをめぐる「舌戦」は、双方が和解してひとまず収まったが、今回の会議でうち出されたシグナルによると、ネット通販事業は今年も監督管理の重点対象になることが予想される。「京華時報」が伝えた。

馬副局長は今年の消費者の権利保護活動の重点について、「消費者を最上段に置き、法律に基づいて行政を行うとの原則を堅持する」と話す。工商総局は今年、「流通分野の商品の品質監督管理規定」とインターネットで販売される商品の品質抜き打ち検査の関連規定を制定し、「通信販売企業の新『消費者権利保護法』による7日間の理由を問わない返品の実施に関する手引」をうち出し、消費者の権利保護の規範化、プロセス化、法治化を進める方針だ。また携帯電話、衣類、子ども用玩具、電動自転車、電線・ケーブルなどの商品の品質抜き打ち検査を先頭に立って実施するとともに、ネット販売商品の品質抜き打ちテストを推進し、根本的な対策を進めていくという。馬副局長は、「これまでは複数の地域の工商部門が同一の商品を抜き打ち検査することに対し企業から不満の声が上がっていたが、今後は工商部門が抜き打ち検査をする場合には各地が連携するスタイルを取り、それぞれの工商部門が抜き打ちテストする商品が重ならないようにする」と説明する。なお工商総局は、情報が共有されるようになった後、ある地域での抜き打ち検査で不合格になった商品の情報が全国の工商システムで利用できるようになるのかどうかについては詳しい説明を行わなかった。

馬副局長は、「消費者からの苦情が集中したり商品品質抜き打ちテストで問題が頻出する要注意産業や要注意企業に対しては、工商部門が行政指導的な話し合いを行って経営者に改善を申し入れ、経営者が話し合いを経ても改善を行わなかった場合には、厳しい処分を下す」と説明する。(編集KS)

「人民網日本語版」2015年2月5日

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