国家工商行政管理総局の張茅局長は30日に同局で、アリババ(阿里巴巴)の馬雲(ジャック・マー)会長と会談した。張局長は、「成長の牽引や起業・雇用の促進などで通信販売が果たす重要な役割を評価するととともに、アリババが消費者の権利保護、ビジネス環境の浄化、企業の自立性の強化などで行ってきた積極的な努力を評価する。現在のインターネット取引プラットフォームには一連の問題が存在しており、ネットワーク監督管理モデルを刷新し、交流・双方向メカニズムを構築し、ネットワーク経済の健全な発展をよりよく規範化し促進することが必要だ」と述べた。人民網が伝えた。
馬会長は、「現在の中国のネットショッピング市場は新興市場であり、急速な発展を遂げており、一層の規範化と改善が必要だ。アリババはかねてよりニセ物の摘発に力を入れ、ニセ物という難問の解決に全力を上げてきた。今後は、政府部門に積極的に協力して、資金や技術などの投入を拡大し、既存の専門的なニセ物対策チームを一層拡大し強化し、日常的なネットワーク上のパトロールや抜き打ち検査を強化し、法執行部門と連携して、現実にある問題を着実かつ効果的に解決していきたい」と述べた。
双方は、通販産業の健全な発展を促進し、消費者が安心し満足できる通販環境を創出することが、ネットワーク監督部門と通販プラットフォームの共通の願いだとの見方を示した。また張局長と馬会長は、双方がともに関心を寄せる問題について深いレベルで意見交換を行った。(編集KS)
「人民網日本語版」2015年2月1日