春運(春節の帰省・U ターンラッシュに伴う特別輸送体制)の初日にあたる4日午前、杭州―貴陽3599/3600便臨時列車に乗った貴陽出身の張成勇さんは、退屈そうに何度も欠伸を繰り返していた。3日午後に湖南省懐化市を出発し、4日午前に江西省上饒市に着くまでの間、彼は同列車でたった一人の乗客だった。張成勇さんによると、浙江省永康市で働く彼は実家での所用のために前倒しで休暇を申請して帰省した。今回は妻と子どもを迎えに行くために永康へ戻って、一緒に湖南省の妻の実家を訪れて年越しを迎える予定だが、思いがけず列車で唯一の乗客となった。張成勇さんは幸運を感じながらも「誰もいないのは寂しすぎる」と語った。35年も鉄道で働く従業員も、列車に乗客がたった1人という状況は初めてだとコメントしている。(編集YH)
「人民網日本語版」2015年2月5日