中国人民銀行(中央銀行)がこのほど発表したデータによると、速報値の統計によれば、2014年末の社会融資総量のストックは122兆8600億元(1元は約19.1円)に上り、前年比14.3%増加した。人民銀が社会融資総量のストックに関するデータを公表したのは今回が初めてのことだ。
社会融資総量とは、実体経済(非金融企業および個人)が金融システムから獲得した資金の量を指す。このうちストック指標は一定期間の末期(月末、期末、年末など)における資金の残高を指す。11年以降、人民銀は社会融資総量の増減に関する統計データを制定・公表している。
データによると、02~14年に社会融資総量のストックは増加を続け、中国経済の安定的で急速な発展を力強く促進した。速報値の統計によると、14年末の社会融資総量のストックは122兆8600億元で、02末の8.27倍に増え、年平均増加率は19.3%で、同期の人民元建て貸出の増加率を2.7ポイント上回った。また同期の名目国内総生産(GDP)に対する比率は193%で、02年比69.6ポイント上昇した。(編集KS)
「人民網日本語版」2015年2月11日