キャノンは10日、ネットワークカメラ製造メーカー大手のアクシスコミュニケーションズ(本社スウェーデン・ルンド市)に、236億スウェーデンクローナ(約3300億円)の買収オファーを出したと発表した。キャノンとしては過去最大規模の買収となる。京華時報が11日伝えた。
キャノンは1株当たり340クローナ(約4800円)で買い付けて完全子会社化を目指す。これを受けてアクシス社の株価はストックホルム取引所で50%近くの大幅な上昇を見せた。アクシス社の取締役会はTOBに賛同しているという。
キャノンはすでに同分野の製品を投入しており、買収はこの分野の成長を見込んでの措置。市場調査会社のIHSによると、2013年までの監視カメラ市場の世界シェアはアクシス社が17.5%でトップ、今回の買収でキャノンは同分野においてトップクラスのメーカーとなるという。(編集IM)
「人民網日本語版」2015年2月12日