広西チワン族自治区防城港原子力発電有限公司が11日に発表した情報によると、中国西部初の原子炉である防城港原発1号機は、2015年下半期に発電を開始し、正式に実用化される予定だ。人民日報が伝えた。
同社の宮広臣副総経理によると、防城港原発第1期プロジェクトの設備は2014年に本格的な試験・調整を迎えた。2014年末には500キロボルトの主電源が使用可能となり、1号機の冷却系統設備の試験が完了し、加熱状態の機能に関する試験が開始された。2号機もメイン設備の取り付けのピークを迎えている。
防城港原発第1期プロジェクトは稼働開始後、毎年150kWhの電力を提供することが可能で、かつ約12億元(1元は約19円)の税収が見込まれている。防城港原発第1期プロジェクトは同規模の火力発電所と比べ、標準石炭の消費量を毎年482万トン、二酸化硫黄と窒素酸化物の排出量を約19万トン削減できる。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年2月13日