2014年10月17日  
 

中日対訳健康知恵袋 企画集 北京のお気に入り

Apple新浪騰訊人民LINE微信RSS
人民網日本語版>>経済

国際原発技術フォーラム 中国「華竜1号」が注目の的

人民網日本語版 2014年10月17日14:32

3日間にわたって行われていた第1回国際原子力発電技術フォーラムが、16日にフランス・パリのル・ブルジェで閉幕した。中国からは中国原子力エネルギー産業協会が関連企業9社を率いて参加し、中国の次世代原子力発電技術が大きな注目を集めた。

開幕式に出席したフランスのヴァレリー・ジスカール・デスタン元大統領はあいさつの中で、中国の原発工業の発展の成果を特に取り上げ、中国の原発産業が世界の原子力工業に一定の場所を占めるようになったことを高く評価した。

中国原子力工業集団公司の展示ブロックでは、同公司と中国広核集団が共同開発し、独自の知的財産権を備えた中国の電子力発電技術の成果である原子炉「華竜1号」の模型が重点的に展示された。同公司のプレスセンターの説明によると、「華竜1号」は安全性、経済性、成熟性でもつ強みにより、確かな国際競争力がある。中国の原発の海外進出の歩みが加速するのにともない、中国の政府と企業はさまざまなプラットフォームを通じて、「華竜1号」を国際市場に売り出そうと努力し、積極的な反応を得てきた。また同公司は現在、アルゼンチンなど一連の国と「華竜1号」をめぐる協力プロジェクトについて話し合いを進めているところだという。

同公司の黄美徳シニアエンジニアは、「今回の出展は情報の交流を強化し、弊社の技術的成果を外に向けて展示することが狙いだ。外資系企業は弊社が自ら開発し、独自の知的財産権を備えた『華竜1号』に特に注目している。これは中国の原子力発電の海外進出における切り札であり、ここをよりどころとして中国の原発の海外進出は『船を借りての出港』から『船を自ら建造しての出港』への転換を遂げることができる」と話す。

エネルギー構造の調整、クリーンエネルギーの比率、環境保護といた側面から考えると、原発は欠かすことのできないクリーンエネルギーだといえる。中国の原発の発展ペースは世界最速で、建造中のユニットは世界の40%にあたる28基に上るという。

中国原子力エネルギー産業協会国際協力部の雷梅芳部長は、「30年にわたる発展の時期を経て、私たちは今日ついに『華竜1号』を引っ提げてここに来ることができた。年内には実証炉の建設も始まる予定だ。これは過去数十年間の経験を消化吸収することを土台とし、現在の最新の安全面での要求を踏まえて、独自に開発された新しい実証炉だ。技術的成果の飛躍でもある。運営管理の面では、世界原子力発電事業者協会が規定する性能指標11項目のうち、多くの項目で世界の平均レベルを上回る実績を上げており、世界トップクラスに達する指標もある。また工程管理の面では、中国企業は産業界のオリジナル技術を生み出している」と話す。(編集KS)

「人民網日本語版」2014年10月17日

関連記事

コメント

最新コメント

アクセスランキング