他人に麻薬を使用する場所を提供した容疑で昨年8月に逮捕され、今年1月に実刑判決を受けて、13日に出所した世界的俳優の成龍(ジャッキー・チェン)の息子で俳優の房祖名(ジェイシー・チャン)が14日、北京市内のホテルで謝罪会見を開催。成龍と妻の林鳳嬌(ジョアン・リン)は出席しなかった。マネージャーと共に登場した房祖名はメディアの質問に、落ち着いた表情で淡々と答えた。その様子を動画で見た成龍は、「タイで(自身が主演を務めた映画『天将雄師)の生放送の宣伝に出演していたため、謝罪会見を生中継で見られなかったのは、父親としてとても残念。でも、動画を見て、息子が本当に成長したことが見てとれて、安心した。刑務所で過ごしたこの半年にいろんな事を学んだようで、無駄でなかった。男らしく、責任を自分で取った」と目を細めた。
父親が映画の宣伝のため、出所した際も迎えに行けなかったことに関して、房祖名は、「父親の仕事はとても大切。父親を責めないでほしい。僕の犯した間違いの影響が父親に及んでほしくない。派出所で父親が僕のために謝罪しているのを聞いて、とても悲しい気持ちになった。間違いを犯したのは僕なのに、なぜ父親が謝罪しなければならないのか。だから、1日も早く、皆さんに謝罪したいと思っていた」と父親を気遣った。
今後、房祖名の芸能活動はしばらくの間、かなり制限されるだろうと考えた成龍と妻の林鳳嬌は、映画制作のスタッフとして、舞台裏で活動させる計画をするなど、親心を見せている。(編集KN)
「人民網日本語版」2015年2月16日