中国鉄建二十局集団が請け負い、中国輸出入銀行が貸付を行って建設を支援しているアンゴラ共和国のベンゲラ鉄道14号線が開通した。タンザニアとザンビア間を結ぶタンザン鉄道の建設支援に続き、中国が海外で建設した最長の鉄道となる。
アンゴラのジョゼ・サントス大統領、コンゴ民主共和国のジョゼフ・カビラ大統領、ザンビアのルング大統領が開通記念式典にあたりテープカットを行った。
ベンゲラ鉄道は全長1344キロメートルで、アンゴラを東西に横断し、アンザン鉄道、タンザン鉄道及び周辺国の鉄道網をつなぐものだ。アフリカ南部の鉄道のスムーズな連結を実現し、大西洋とインド洋の間に国際的な鉄道の幹線を形成して、「1ベルト、1ロード」(シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード)と一体化する。
ベンゲラ鉄道はアンゴラの内戦で破壊された鉄道だが、かつてのスピードは時速30キロだった。中国鉄建二十局集団は2004年、設計・調達・施工の全てを請け負ってベンゲラ鉄道プロジェクトを落札し、関連の建材や機械設備、電車車両は全て中国から調達した。鉄道の施工にあたっては、中国人建設関係者らは祖国から遠く離れたアフリカ大陸で言葉の違いや物資不足、劣悪な環境といった困難を克服し、主体工事を昨年8月に竣工した。技術改良を経て、鉄道のスピードは時速90キロまで引き上げられた。(編集YH)
「人民網日本語版」2015年2月16日