今日は旧暦の元日。天文学の専門家によると、今年の春節は1986年から2033年までの48年間で「最も遅い」春節だ。新快報が伝えた。
太陽暦では地球の公転周期を1年とし、通常365日、閏年は366日となる。一方中国の旧暦は月の満ち欠けの周期を基にしており、1カ月が約29.5日、12カ月で354日か355日となり、太陽暦より10~12日少ない。
中国天文学会会員(天津市天文学会理事)の史志成氏によると、もし旧暦と太陽暦との日数差がこのように開いていくのを放置しておけば、必然的に春節が夏になるという事態が生じる。このため中国は旧暦の19年間中7年を閏年とする方法をとっている。旧暦で閏月のない年の翌年は春節が「早く」訪れるし、閏月のある年の翌年は春節が「遅く」訪れる。昨年は閏年だったため、今年の春節は遅くなった。
今年の春節は1986~2033年の48年間で最も遅い春節であり、これほど遅いのは次回は2034年となる。(編集NA)
「人民網日本語版」2015年2月19日