今年の春節(旧正月、今年は2月19日)も観光消費が力強さを見せている。中国観光研究院は携程旅行網(シートリップ)と共同で、2億5000万人を超えるユーザーのデータと結びつけて、今年の春節連休中の観光状況について全面的にモニタリングし、観光人気ランキングと分析報告を発表した。人民日報海外版が伝えた。
国内旅行は落ち着いて成長し、海外旅行市場は急速に成長する。人気旅行先は国内では北京、三亜、厦門(アモイ)、成都、麗江など、海外ではタイ、韓国、日本、米国などで依然と変わらない。今年の春節連休中の観光客は延べ2億5000万人で前年同期比11%増加、観光収入は1400億元で同13%増加する見通しだ。
春節連休中、世界145都市から来た観光客がシートリップやアプリを通じて航空券、ホテル、自由旅行、団体旅行などを予約し、世界445の目的地へ向かう。消費金額が多いのは団体旅行、自由旅行、ビザ、客船、入場券、日帰り旅行など。中には遠く南極大陸まで行く80年代生れの中国人夫婦もいる。1人当たり消費額は15万元(約285万円)を超え、最も遠くまで行く、消費金額最高の旅行者となる。
ネットで申し込む団体旅行が今年の春節は人気だ。春節は観光客の約半分が家族で出かける。高齢者や小さい子供のいる家庭には旅行会社がサービスを提供し、日程も決める団体旅行がなおさらに人気だ。特に「パパママ安心の旅」「親子の旅」「一家団体旅行」など質の高い商品、年越し料理や花火など春節の要素を盛り込んだ特別な商品が人気を呼んでいる。(編集NA)
「人民網日本語版」2015年2月19日