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中古携帯がつなぐ中米の友情

人民網日本語版 2015年02月23日14:13
「オレンジボーイ」(橘子哥)

このほど中古のスマートフォン「iPhone」(アイフォーン)を購入した中国出身の「オレンジボーイ」(橘子哥)と、もともとの持ち主でこの端末を紛失した米国の青年マットとの間に友情が生まれ、2人はついにやりとりを交わした。今月22日午前、マットがブログに近いうちにオレンジボーイを訪ねたいと書き込むと、オレンジボーイはすぐに快諾の返事をし、遠く米国に暮らすマットが中国を訪れることを歓迎する、本場の梅州客家料理を味わってもらいたいなどと記し、友情溢れるやりとりが展開された。「北京青年報」が伝えた。

この友情物語は米国の青年マットがソーシャルネットワーキングにスレッドを立てたことに始まる。マットは「このたびiPhoneを紛失したところ、いつ頃からかはっきりしないが、新しい携帯のアルバムに中国人男性がしょっちゅう登場するようになり、毎日何を食べたとか、どんな壁紙をダウンロードしたかとか、どの美人をこっそり撮影したかとかいった情報が、目に飛び込んでくるようになった。こうした魅力的な写真を見て笑ったり、泣いたりしている」と書き込み、オレンジボーイも瞬く間に話題の人になった。もともとマットのものだったiPhoneは盗難に遭って中国に転売され、オレンジボーイの情報はiCloud(アイクラウド)を通じて同期されていたのだ。

マットが立てたスレッドが中国の「微博」(ウェイボー)に転送されると、多くのネットユーザーの目に触れ、オレンジボーイ探しに加わる人も出てきた。そしてついにオレンジボーイが見つかり、広東省梅州市の男性であることがわかった。iCloudで万里を超えて縁を結んだ2人の青年はこのほどお互いを認識し、微博を通じてやりとりした。今月22日、マットが微博で「オレンジボーイさんへ 近い将来中国に行ってオレンジボーイさんにお会いしたいです」とメッセージを送ると、オレンジボーイも微博でメッセージを返し、「中国訪問を心より歓迎します。本場の梅州客家料理を食べてみてください」と述べた。(編集KS)

「人民網日本語版」2015年2月23日


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