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有人潜水艇「蛟竜号」、第2・3航行段階の任務を完遂

人民網日本語版 2015年02月26日13:25

有人深海潜水艇「蛟竜号」は南西インド洋で、中国大洋第35回航行の第2・3航行段階の任務を完遂し、出発地であるモーリシャスでの補給に向かった。

蛟竜号は今回の航行で初めて南西インド洋熱水鉱床の科学調査を行った。今回の航行は蛟竜号にとって、距離と作業時間が最長の、搭載された設備が最多の航行となった。第2・3航行段階の科学調査において、科学者は潜水作業により、竜キ熱水鉱床の噴出口の状況を把握した。また熱水鉱床の熱水活動の分布、低温熱水鉱床の生物の多様性、熱水鉱床の長期的な環境、詳細な地形に関する初歩的な観測を行った。

航行期間中の天気と海の状況は複雑で変化が激しく、潜水作業に厳しい課題を突きつけた。これは蛟竜号本体のシステム、水上支援システム、備品の信頼性の試練となり、高い技術力を持つ深海潜水チームの発足に向け基礎を固めた。

母船「向陽紅09号」は、モーリシャスで補給完了後、帰国を予定している。一部の隊員が航空機により青島市に戻るが、その他の隊員は帰還中に蛟竜号の点検・補修を行い、今回の航行の報告書を作成し、初歩的な科学研究成果の早期形成を目指す。(編集YF)

「人民網日本語版」2015年2月26日

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