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通勤時間、中国で最も長いのは長春

北京・上海・広州・深センはトップ10入りせず

人民網日本語版 2015年03月02日15:44

中国中央テレビ(CCTV)財経チャンネルが2日に発表した「中国経済生活大調査」のデータによると、中国国内で、通勤時間が最も長い都市は長春で、北京・上海・広州・深センはトップ10から外れた。CCTV公式微博(ウェイボー)の情報を引用して中国新聞網が伝えた。

CCTVによる大規模調査にもとづき、約70項目におよぶ膨大なデータと資料が発表された。これには、「経済の新常態に伴い、国民の所得増加期待は低下」「2015年、中国の世帯収入に対する信頼度は、過去3年に比べてやや低下」などといった結果も含まれている。

また、調査データによると、県級の地方には、中国経済に内包される動力がはっきりと生まれていた。収入に対する信頼度は、県あるいは県級市に住む回答者の方が、大・中都市の住民より高かった。

「改革の加速」と「反腐敗の強化」は、庶民が最も満足した分野だった。これに続き、「(役人による)公用車の利用」と「政府の事務効率」の変化についても、評価の声が高かった。一方、「食品の安全」「住宅価格」「司法制度」分野の変化については、庶民の満足度はやや低かった。全国の世帯のうち5分の1が、「創業」をしたいと考えており、中でも最も創業願望が高かったのが、「社会の底辺にいる都市の男性」だった。創業願望が最も低かったのは、高学歴者と高所得者だった。

調査データによると、通勤時間が最も長い都市は長春で、北京・上海・広州・深センはトップ10から外れた。

2015年の民生は、引き続き困難な局面にあり、収入・住居・医療問題は依然、「懸案の難題」だ。中国の庶民がもっとも改善を望んでいるのは、「収入アップ」「貧富の差の縮小」「社会保障の強化」だった。

「小都市病」に警鐘が鳴らされ、省会(省都)およびそれ以上の大都市では、相変わらず「大気の質」問題が深刻だ。県および県クラスの都市においても、「水道水の質」「ゴミの安全な回収・運搬」といった問題が際立っている。

また、調査によると、過去1年間で、幸福感を抱いた中国の国民は4割を占めていた。「結婚適齢期を過ぎた女性」の幸福感は、「結婚適齢期を過ぎた男性」よりはるかに高かった。(編集KM)

「人民網日本語版」2015年3月2日

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