西太平洋ヤップ海溝付近の海域で任務遂行中の海洋調査船「科学号」は強い季節風の中、海底地震計のデータ収集作業を完了した。プロジェクト責任者の銭進氏によると、今回は「空気銃」を1万9839回発射し、約1000キロに渡りデータを収集した。科学号は今回同海域で、海溝と垂直に交わる2本の計測線、斜め方向に交わる1本の計測線を設定した。科学号は5ノットの速度で航行し、50メートルごとに「空気銃」を1回発射した。発射の間隔は約20秒。複数の海底地震計は、作り出した人工震源を海底および海洋地殻の奥深くに送り届け、反射して戻ってきた地震波を収集・分析する。このデータは地層の方向、傾斜、断層などの地質構造のさらなる研究に理論的根拠を提供し、最終的に海洋地殻の沈降の形態など、海洋地質学の問題の研究に用いられる。新華社が伝えた。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年3月3日
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