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海洋調査船「科学号」、西太平洋の調査を終え帰還

人民網日本語版 2014年10月24日13:19

中国最先端の海洋科学総合調査船「科学号」が10月21日、西太平洋の科学調査を完了し青島市に帰還した。中国は今回初めて、大洋に多くのブイを投入した国の仲間入りを果たした。中国科学報が伝えた。

科学号は西太平洋の重要海域で、物理海洋・海面気象・海洋大気境界層などの総合的な観測・実験を実施し、6本の断面、85の大面積総合海域、60回の乱流の観測などの海洋総合調査任務を遂行した。

科学号は西太平洋の潮の境目の重要海域に17組のブイを投入し、3組を回収した。中国科学院の胡敦欣氏は、「ブイの投入・回収により、西太平洋の潮目の関連海域における海洋循環構造の持続的な観測データを獲得し、西太平洋の主な海流の3D構造などの科学的な問題を解明した。また中国が呼びかけている北西太平洋海洋循環・気候実験(NPOCE)の国際協力計画に科学研究のデータを提供した」と説明した。

科学号は短期間の休養・整備後、11月中旬に西太平洋で、中国科学院戦略的先導科学技術特別プロジェクト「熱帯西太平洋海洋システムの物質エネルギー交換およびその影響」に着手する。(編集YF)

「人民網日本語版」2014年10月24日

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