中国人民銀行(中央銀行)の易綱副総裁(全国政協委員)は3日に取材に答え、「ここしばらく米ドルの上昇が続いているが、人民元の通貨価値が下がることはない」との見方を示した。人民日報が伝えた。
易副総裁は「全体的に見て、中国経済はまだ中高速成長が続いている。中国の経済競争力、貿易には依然として強みがあり、また比較的大きな市場も有している。予想と市場の状況から見る限り、人民元は今後も安定を維持すると見られる」と指摘。また、人民元国際化問題については「人民元の国際化は市場化のプロセスであり、市場行動の一種だ。今年も一部の国と地域が中国と通貨スワップ協定を結ぶ意向を示しており、我々は状況に応じて着実に推進していく」と語った。(編集SN)
「人民網日本語版」2015年3月4日