国際銀行間通信協会(SWIFT)が28日に発表した最新の報告書によると、2014年12月、世界の資金決済に占める人民元建てのシェアが2.17%に達し、カナダドルとオーストラリアドルを上回り、米ドル、ユーロ、英ポンド、日本円に続く5位に浮上した。新華網が伝えた。
同月、世界における人民元建ての決済額は史上最高を更新し、2.17%のシェアで日本円の2.69%のシェアに迫った。ちなみに2013年1月の時点では、人民元の資金決済シェアはわずか0.63%で、世界ランキングは13位だった。
SWIFTマーケティング部門の担当者は「人民元の決済通貨シェアが世界5位に浮上したことは、重要な節目となる。人民元の国際化が十分に示され、人民元が新興通貨から重要な決済通貨へと転換を果たしたことが示された」と述べた。
世界における人民元建ての決済額は過去2年間、3ケタ成長を遂げている。2014年、人民元建ての決済額は前年比102%増となり、同期におけるその他の通貨の決済額の伸び率を大きく上回った。(編集SN)
「人民網日本語版」2015年1月30日
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