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デザイン界の巨匠・榮久庵憲司氏が逝去 中国との深い縁 (3)

人民網日本語版 2015年03月05日08:41

○上海虹橋国際空港

中国人にとって比較的なじみ深いのは、上海虹橋国際空港の第2ターミナルもGKデザイングループが手掛けたものだ。

■榮久庵憲司氏と中国との縁

以上の作品のほかにも、中国人にもよく知られているオリンパスのデジカメ「TruePic VI」やマツダの新世代スポーツコンパクトカー「アクセラ」のロゴ、リプトンの紙パック飲料シリーズ。さらには2008年の北京オリンピック公園の標識や公共施設、2010年の上海万博の標識や公共施設なども榮久庵憲司氏が率いるGKデザイングループが手掛けている。

実は、中国のデザイナーにとって、榮久庵憲司氏は非常に重要な意義を持っている。

1994年、榮久庵憲司氏は中国の電機メーカー・ハイアールと提携して工業デザインを中核とする青島海高工業デザイン会社を設立し、優れたデザイナーの人材を数多く輩出してきた。現在、海外進出を実現させたハイアールは世界的に無数の情報センターとデザインセンターを持っているが、冷蔵庫や洗濯機、テレビなどの電化製品が中国から世界の市場に進出する過程において、すべて榮久庵憲司氏が重要なデザインを担当してきた。ハイアールが国際デザイン大賞を獲得したビルトイン仕様のワインセラーや「小小神童」シリーズの洗濯機のデザインも、その背景には日本から来た、中国の工業デザインの発展に大きな関心を寄せていた榮久庵憲司氏の存在があった。


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