日本に留学中の李さんは春節(旧正月、今年は2月8日)に吉林省長春市にある実家へ帰省。82歳のおばあちゃんの新しい趣味がなんと、自身と同じのコスプレであるこことを発見した。さらに、おばあちゃんは「人生最後の願い」としてコスプレコンテストに一緒に参加しようとまで提案した。また、おばあちゃんがコスプレにはまったきっかけは、孫との距離を縮め、共通の話題を増やすためだったという。北京晨報が報じた。
李さんはおばあちゃんに育てられたため、二人の絆は強い。しかし、李さんが成長し、特に日本の文化に魅せられるようになると、二人の関係にも大きなギャップが生じるようになった。「孫は以前、私の事を気にかけてくれていたけど、大きくなってからは、共通の話題が少なくなった。孫が言っていることが、よく分からないこともある。孫が日本の二次元文化やコスプレが好きであることを知り、孫との話題を増やすために、どんなものか知りたいと思うようになった。孫が春節に帰って来るため、急いで毎日勉強した」と李さんのおばあちゃん。「二次元文化を勉強するために、動画共有サイト・嗶哩嗶哩(ビリビリ)でアニメを見たり、弾幕を入れたりできるようになった。初めは『来るぞ…来るぞ…』や『パンツ』など、見たこともない言葉がたくさん登場し、意味が全く分からなかった。弾幕の速度はとても速いし、すぐに流れていってしまう。でも、携帯を手で握り、分からない言葉があれば、すぐに携帯に話しかけると、意味の解説が表示されてくれる。一番多い時には、1日に100回以上検索する」と自慢げに笑った。
おばあちゃんの新しい趣味に関して、李さんの家族も応援しており、李さんの母親は、「おばあちゃんは二次元文化にはまってから、若返った。以前は暇になるとソファーに座り、1日中座っていることもあった。でも、今は毎日とても充実している」とうれしそうに語った。(編集KN)
「人民網日本語版」2016年3月2日