5年前、日本を訪れる中国人観光客の目的は買い物だった。そのため、ガイドに文化財・古建築の見学や、日本文化の体験時間をできるだけ短縮して、買い物の時間を増やすように要求した。この要求が通らない場合、ガイドとの間にトラブルが起こったりもした。それが、現在では逆となり、多くの観光客は買い物のスケジュールに対して不満を持ち、短い間になるべく多くの日本の文化を見たいと要求している。これは、相手の文化を理解したいという気持ちの表れだ。
日本国内で実施した調査によると、訪日中国人観光客の99%が日本に満足したと回答している。さらに、98%の人がまた来たいと答えている。中国旅行研究所の2013年の調査の中で、日本は中国観光客の人気の海外旅行先の8位にランクインしている。日本を訪れる前、日本は1番人気の旅行先ではないが、旅行後の日本に対する評価は最高となっている。
日本政府は、2013年10月に中国人向け個人観光ビザの発給要件を緩和した。特に、文化・メディア産業で働く人に対しては3年間の観光マルチビザ発給要件が緩和された。多くのメディア・文化人が日本を訪れることで、日本の宣伝や日本への理解が促進されることを目的としている。(編集MZ)
「人民網日本語版」2015年3月9日