全国政治協商会議常務委員、中国国家測絵地理信息局(国家測量地理情報局)副局長の李朋徳氏は、「各業界は、地理情報を把握して初めてその土地の事情に則した企画・設計・建設が可能になる。中国の第1回全国地理国勢調査は今年決戦の年に入った。年初までに全国国勢調査データの生成の進度は97%に達しており、うち14地域はデータの生成を完了している」と表明した。人民日報が伝えた。
李氏によると、第1回全国地理国勢調査は2013年の開始以来、各業界の400以上の機関、4万人以上の調査員を動員している。中国外交部(外務省)、中国民政部(省)、中国交通運輸部(省)、中国水利部(省)、国家統計局など16の部・委員会から、国勢調査に必要な資料が提供された。国勢調査では山・河川、住宅・道路の基礎的な測量を行うほか、経済・社会・生態の発展と結びつけることで、動的な地図を作成する必要がある。
国勢調査は順調に進んでおり、全国のデータ生成の進度は97%に達している。中国は初めて解像度1メートル以内のリモートセンシング画像の国土全体のカバーを実現した。中国の北斗衛星測位システムの南極基地局が今年2月に稼働開始し、中国の極地測量の新たなスタートラインとなった。
李氏によると、全国国勢調査データベースの構築は12月末までに完了する予定で、これにより中国の地理情報のすべての概況を理解できるようになる。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年3月10日