微信(WeChat)の開発チームは10日、「揺一揺(シェイク機能)」の通常機能として、双方向番組に参加できるサービス「揺電視」を正式にリリースした。「揺電視」のベータ版は、2015年の春節聯歓晩会(年越し番組)の放送終了後、旧暦の1月1日にリリースされた。「揺電視」機能をオンにして携帯電話を振ると、テレビ番組に関するページが自動的に開き、番組の双方向コーナーに参加することができる。
伝統的なテレビ番組は、過去数十年の発展において、視聴者が一体どんな人なのかを把握できない、視聴者との双方向の交流ができないといった難題を抱えてきた。インターネットと動画サイトの発展により、視聴ツールが携帯電話やパソコンなどの端末に変わった。視聴者が視聴しているコンテンツの多くはテレビ局が制作したものだが、テレビ局と視聴者の間の結びつきが断たれようとしている。「揺電視」は、テレビと携帯電話のスクリーンの間にある境界を打破し、番組と視聴者の交流の場を創造した。
「揺一揺」はすでに50数局と提携しており、約100のテレビ番組で双方向機能を実施している。微信の関係者は、「揺一揺の技術革新を続け、より多くのテレビメディアに権限を開放する。テレビメディア、テレビ番組は独自の特色を活かし、揺一揺を使った双方向コーナーを実現してほしい」と述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年3月12日