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米検察、中国人妊婦の渡米出産仲介業の調査に着手

人民網日本語版 2015年03月13日13:31

米連邦検察は11日、カリフォルニア州南部のサンタアナ地方裁判所において、中国人妊婦の渡米出産仲介業をめぐる事件の調査を始めたことを明らかにした。同日、事件に関与したと見られる中国人妊婦が、重要証人として、検察による尋問を受けた。新華網が伝えた。

連邦検察官と米連邦大陪審員団メンバー26人は11日午後、カリフォルニア州南部リバーサイド群にある「快楽宝宝」産後ケアセンターに滞在していた、事件に関与したと見られる産婦に対して、約3時間に及ぶ尋問を行った。その間、弁護士や報道関係者が尋問の現場に立ち会うことは許されなかった。

産婦側の劉龍珠弁護士は当日、次の通り話した。

証人は検察に身柄を拘束されてはおらず、尋問がすべて終われば中国に帰国する予定だ。だが、大陪審員団による尋問は、1週間ごとに行われるため、進行スケジュールによると、事件に関与した中国人妊産婦の多くの米国滞在が長引くと予想される。連邦警察官は妊産婦に対し、産後ケアセンターに支払った費用の領収書、同センターとの間で取り交わされた契約書、メールや微博による同センターとのやり取りの記録などの提出を求めている。

事件に関わったと見られる仲介業者のひとつである産後ケアセンターの鄧洪弁護士は、「一連の事件は、ビザ偽装、福利関連詐欺、脱税、共謀、マネー・ロンダリングなどさまざまな犯罪に関連している。各種の罪が確定すれば、それらはいずれも米連邦の重罪であり、5年から10年の有期懲役が適用される」と指摘した。

長期におよぶ潜入調査によって大量の証拠を掌握した米国各部門は共同行動を起こし、今月3日、数百人の警官と刑事を動員し、カリフォルニア州南部オレンジカウンティ群、リバーサイド群、ロサンゼルス郡などにある産後ケアセンター、中国人妊産婦の仲介業者、関連診療所計30カ所に対して、一斉立ち入り捜査を実施した。連邦移民局のバージニア・キース報道官は、発表した声明の中で、「この種のビジネスは、米国で子供を出産し、その子供に米国籍を取得させたいと考える外国人妊婦に対して、渡航や宿泊に関するサービスを提供するものだ。3日に決行した一斉捜査は、ビザ偽装、脱税、マネー・ロンダリングなど一連の違法行為に関するより多くの証拠を集めることを目的に実施された」と説明した。(編集KM)

「人民網日本語版」2015年3月13日

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