「ある秘密を教えよう。故宮へ正しい時間に行きさえずれば、広大な故宮を毎日独り占めできる」といった観光攻略法が新浪微博(ウェイボー)で話題を呼んでいる。同攻略法は、ネットユーザーの「故宮独り占め」に対する憧れを喚起し、瞬く間に数千回の転送と「いいね」を獲得した。北京晩報が伝えた。
「人でひしめき合う午門の入口、長蛇の列の太和殿。カメラのせいで首をあげようとしても上げられず、疲れて座りたいと思っても座る場所さえない。これは、私が求めている故宮ではない。私が求めているのは、誰に邪魔されることもなく、泣きわめいたり、寝転がったり、歌をうたったりしてもいい、広々とした故宮だ」。この願望を実現させるため、あるネットユーザーがSNSの公式微博に2つの秘訣を投稿した。その答えは、「1番早く故宮に入り、1番早く故宮から出る」ことだ。
(1) 秘訣1
張悦建さんは、「故宮に一番早く入場すること。とにかくあらゆる人より先に入場すること。他の人がすべてあなたの後ろにいることで、故宮全体があなただけのものとなる。故宮は年間通して毎日8時半に開門する。ただし、8時半に現地でチケットを買ったのでは、1番に入場できない。『故宮を独り占め』したいのなら、事前にオンラインでチケットを購入しておくこと。そして、当日チケットと身分証を持って入場する。オンラインチケットサービスを利用した場合、当日行けなくなっても、チケットの払い戻しが可能となる」と提案する。
「チケットをゲートに通した後にやるべきことは、『走る!』こと。走って太和門に着いた時、他の人たちはまだ午門の入口を歩いている頃だ。そこからは、あまり遅くないペースで通常通り見学していけば、道中ずっと、前後左右に人がいない景色を楽しむことができる」。張悦さんは、「目の前、2.3万平方メートルの広大な面積に人がいない時間なんてほとんど味わうことはない。太陽の光に照らされて黄金色に輝く太和大殿を見ると、実際それに向かって跪いて拝みたい気持ちになる」と語る。