ボアオ・アジアフォーラムの周文重事務局長は17日に北京でプレスブリーフィングを開き、2015年度年次総会の準備作業について説明した。習近平国家主席が各国首脳と共に開会式に出席。各国首脳の参加人数は過去最多になる。
ボアオ・アジアフォーラムの2015年度年次総会は3月26~29日に中国海南省博鰲(ボアオ)で「アジアの新たな未来:運命共同体へと踏み出す」をテーマに開催される。2つの全体会議、41の分科会、6つの円卓討論を含む77の正式討論を用意。マクロ経済、地域協力、産業のモデル転換、技術革新、政治的安全、社会民生の6大分野について議論する。
周氏によると、フォーラムに出席したり首脳に同行する各国の閣僚級高官は80人を超え、フォーチュン500入りした65社の会長やCEOも出席する。他にフォーチュン500社番付の132社がアジア太平洋や中国の担当者を派遣する。事務局のまとめによると、正式な出席者は1772人、報道陣は1014人、総規模は49の国や地域の2786人となる。
今年の年次総会の重点的議題は金融政策だ。中国人民銀行(中央銀行)の周小川総裁は29日に日本やドイツの中央銀行の総裁、グティエレス元米商務長官らと共に分科会に出席し、世界経済の展望と金融政策の行方について権威ある分析を示す。また、楼継偉財政部長(財政相)は28日にIMF、世界銀行、OECDなど国際組織のトップおよびドイツ中央銀行、トルコ財務省などの閣僚級高官と共に分科会に出席し、世界経済ガバナンスにおけるG20の役割のより良い発揮について踏み込んで議論する。(編集NA)
「人民網日本語版」2015年3月18日