海南航空のボーイング737型機が21日、上海虹橋国際空港から北京に向けて飛び立った。この旅客機で使用された燃料は、新型の航空機用バイオ燃料だ。中国がバイオ燃料で稼動するエンジンを搭載した旅客機の商業飛行を実現したのは、今回が初となる。今回使用されたのは、シノペック(中国石油化工集団公司)がレストランなどから集めた下水油(再生食用油)を加工して生産したバイオ燃料。機体の2つのエンジンに、バイオ燃料とジェット燃料をそれぞれ50%ずつ混ぜた燃料を使用した。新華網が伝えた。
中国の航空業界が、省エネ・排出削減に役立つバイオ燃料を使った初の商業飛行を実現したことは、新エネルギーの応用とグリーン・低炭素なフライトの持続可能な発展に対しても大きな影響を及ぼす。(編集SN)
「人民網日本語版」2015年3月22日