「小さなリンゴ」や「最炫民族風」などの広場舞(広場ダンス)代表曲は、中国全土に熱狂の嵐を巻き起こし、ついには「春晩」(春節<旧正月>の国民的年越し番組で、日本の紅白歌合戦に相当)にも登場した。今後これらの曲の振り付けは、各地が独自に編み出したものではなくなり、科学的に構成され、人々にポジティブなエネルギーをもたらす全く新しい振り付けに全国的に統一される。新華社が伝えた。
国家体育総局が23日に開催した「2015年全国広場フィットネス・ダンス活動発表会」において、主催者側は、広場ダンス12曲を厳選し、各年齢層に適した、専門家によって科学的・合理的に構成された、誰でも簡単に覚えられる振り付けを各曲につけ、全国規模で普及と研修を進めていく計画を明らかにした。この12曲には、国民にお馴染みの「小さなリンゴ」や「最炫民族風」も入っている。
国家体育総局宣伝司の温文・副司長は、発表会において、「公園から広場へ、広場から春晩の舞台へ、国内から海外へ、小さな子供から高齢者まで、広場ダンスは、中国国民の間で最も普及しているフィットネス活動のひとつになっている」と述べた。
また、主催者によると、厳選された12曲以外にも、今年、全国規模でオリジナルの広場ダンス曲を募集するほか、全国的な広場ダンス上演イベントを開催する計画という。
発表会では、プロのダンサーが春晩で登場した「小さなリンゴ」と「最炫民族風」のミックス版「最炫小リンゴ」を踊り、喝采拍手を浴びた。
広場ダンスの振り付け専門家は、「実際のところ、各年層別に、それぞれに適した広場ダンスの振り付けがある」と指摘。また、あるダンス講師は、広場ダンスに相応しい振り付けとして、〇簡単な動き 〇年齢に応じた運動量 〇誰にでも親しみやすく、元気が出るような音楽 〇ポジティブなエネルギーが広がる踊り 〇3、4回学習すればマスターできる簡単な振り付け、の5点を挙げた。(編集KM)
「人民網日本語版」2015年3月24日